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梶浦由記 Yuki Kajiura LIVE Vol.#3 ライブレポート! - 2008.12.28 Sun

 行ってまいりました、Yuki Kajiura LIVE Vol.#3 。先日のカンノ・ヨーコプレゼンツライブは行きたかったのに抽選落ちだったから、久々のライブでした。

 いや~、行ってよかった。アンコールも入れると3時間がっつりで大満足な時間でした。軽く感想などを書いてみたいと思います。梶浦さんのライブは初めてだったので、あの多重録音のコーラスをライブでどうするのかも結構興味があったのですが、音源+歌姫4人(+α)でカバーしてました。流石に4人の歌い手さんが同時に生で歌うと迫力が違いますねぇ。

 最後の数曲以外は基本的にオケ流しでの演奏だったので、バンド編成は意外とシンプルでした。Vo:歌姫ズ(WAKANA、 貝田由里子、KEIKO、 KAORI)、Guitar(クリーン、ディストーション切り替えつつ):是永巧一、 Bass(ピックベースが多かったかな):高橋“Jr”知治、Drums:佐藤強一、 Violin:今野均、 Manipulator:大平佳男、Key(ほとんどピアノ):梶浦由記。敬称略。

 バイオリンソロとギターソロが1曲のうちに両方あったりしても、あまり違和感ないことに、びっくり。というか、ロック調の曲の背後の高音のバイオリンはカッコよすぎた。梶浦さんの曲って。意外とストリングスに頼っていないアレンジが多いんだなぁ、と再認識。あと、ライブ用の曲セレクトということもあるんだろうけれど、4つ打ちの曲が本当に多かった。逆に4つ打ちであれだけのバリエーションを展開できることに感心。

■Opning Act :Kalafina(fairytale~oblivious~君が光に変えていく~Lacrimosa)

 この時点で、もう行った甲斐があったというか。カーテン越しに森の映像を映し幻想的に始まった演出にまずやられてしまった。幕が上がって、「oblivious」へ。今回のライブで一番聴きたかった曲。CDで聴くよりハードなイメージでカッコいい。流石に起伏の激しいコーラスの音程は若干怪しいところもありましたが、あそこまでやってくれれば十分。圧倒的な迫力とパワーで聞かせてくれました。「君が光に変えていく」も好きな曲。願わくば「傷跡」とか「ARIA」も聞いてみたかった~。

 新曲の「Lacrimosa」は凄みと迫力が一段と増した曲でしたが、空の境界の世界観で書かれた曲調の方が個人的には好きみたいです。空の境界の曲を網羅した1st Albumが初春に出るらしいので、買おうかな。

■Fatal Fight~fiction
 ~here we stand in the morning dew~dreamscape~銀の橋~歌姫ズ紹介

 このあたりの曲はあまり知らなかったのですが、1曲目のリズムとメロディが印象的でした。ゼノサーガのサントラかぁ。今度借りてみよう。ツバサクロニクルのサントラは以前にまとめ借りしたのですが、あまり聴いていなかったり。MCで歌姫ズ紹介があって助かりました。ようやく顔と名前が一致。梶浦さん、結構MC上手です。歌姫ズのトークは長くなるので感想割愛。笑わしてもらいました。なるほど、ああいう方たちなのね、と(笑)。

■key of the twilight~in the land of twilight,under the moon
 ~forest~winter~花守の丘~宝石~バンドメンバー紹介

 中盤でKAORIさんのソロが連続。winterではピアノ一本の緩急ある伴奏と合わせて、聴きごたえがありました。すごく好きな声です。最後に「コゼットの肖像」から「宝石」が来て嬉しかった。作品ともども印象的な曲で、この作品のサウンドトラックは梶浦さんのサントラの中でも好きなもののひとつです。MCでバンドメンバー紹介。ドラムの佐藤さんだけは「王子様っぽい」。他のメンバーは皆「色気がある」「エロい」演奏をしてくれます、という言葉で紹介する梶浦さん。

■synchronicity~salva nos~目覚め~zodiacal sign~open your heart

 ギターの是永さんがアレンジしたというsynchronicity。牧野由依のアルバム2枚目、あんまりちゃんと聴いていなかったことに気付き、家かえって聴いてみる。全然違うじゃん。流石ギタリスト的アレンジ。そして「NOIR」から「salva nos」。最高でした。CDで聴いたときも思ったけれど、漂うようなピアノが何とも言えず好き。前回のライブではcanta per meもやったみたいだけれど、今回はなし。残念。

 このあたり、疾走感のある曲が続きます。zodiacal signは梶浦さんから歌姫ズ、観客まですごいテンションでした。民族音楽っぽいリズムでの手の振り付けが皆でやってると宗教っぽいと思ったのは秘密です(笑)。しかしキャッチーで、確かにライブの盛り上がりの定番になりそうな曲です。ちくしょー、事前に知ってればもっと良かったのに。

■アンコール(nowhere~記憶の森~ユメノツバサ~聖夜)

 アンコールでYUUKA登場。「MADLAX」より「nowhere」。いわゆる「ヤンマーニ」な曲ですが、zodiacal signに続きやばいテンション。かなりの人が手を振り上げてすごいことに。前が見えないー(泣)。あと、確か公式には「ヤンマーニ」じゃない、という話を耳にしたことがありますが、確かに今日聞いた限りでは「ヤンダーリ」に近いような。それこそどっちでもいいか(笑)。YUUKAの歌がちょっと高音がキツイ感じに聞こえたのは、歌い癖なのか、たまたま調子が悪かったのか・・・どうなんだろ。

 再びのアンコールでユメノツバサ。これも牧野由依曲ですね。どちらかというと牧野由依の柔らかい声の方があっている気はしますけれど、次の「聖夜」と合わせて、ライブの締めにふさわしい正統派ポップスでした。

 そんなわけで、久しぶりにライブの興奮を味わい、幸せな時間を過ごしました。梶浦さん、歌姫ズとバンドメンバーの皆様、そしてスタッフの皆様、ありがとうございました~。

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[カーデザインレビュー] スズキ・アルトラパン、ダイハツ・ミラジーノ - 2008.12.27 Sat

 お洒落な軽自動車として一定の地位を確立しているラパンがフルモデルチェンジしました。デザイン的に日産キューブに似ているというような話を耳にすることもありますが、実はこのラパンはダイハツ・ミラジーノと同じく、いや、それ以上に旧ローバー・ミニの影響を受けているクルマだと思います。

↓ローバー・ミニ(3075×1440×1330、WB=2035)
rover_mini.jpg
↓スズキ・アルトラパン旧型(3395×1475×1505、WB=2360)
suzuki_lapin-old.jpg
↓スズキ・アルトラパン新型(3395×1475×1510、WB=2400)
suzuki_lapin.jpg
↓ダイハツ・ミラジーノ(3395×1475×1515、WB=2390)
daihatsu_miragino.jpg


 リアピラーの傾きこそ違えど、ボディ前半部、特にAピラーの傾きと前輪の位置関係など非常によく似ていることがわかります。新型になって、最近の軽自動車の流れに沿うようにAピラーの位置が前に移動してはいますが、依然としてボディ前半のシルエットから受ける印象は共通しているのです。

 後継者であるBMW・ミニがサイズ的にも大きくなり、スラントしたボンネットと傾斜角の大きいAピラーで、よりスマートな方向に移行しているのを思うと、「小さいボディになるべく大きなスペースを」という日本の軽自動車のコンセプトは、ある意味でオリジナルのローバー・ミニのコンセプトを引継いでいると言えるのかもしれません。

 新型アルトラパンと、ダイハツ・ミラジーノを比べても、リアピラーの傾き以外非常に似通ったシルエットを持っていることがわかります。明らかにミニを意識してレトロな意匠を取り入れているミラジーノに対し、表面の意匠はそうでもないのにどことなくレトロなお洒落さを持つラパン。そのレトロっぽさのおおもとは、このボディ前半部分のプロポーションにあるのでしょう。

 ミラジーノのデザインを表面だけの真似と捉える人もいそうですが、少なくともプロポーションの段階から考えられているデザインという意味において、僕はラパンもミラジーノも、いいデザインだと思います。

 ただ、ディテールでミニっぽさを出すことに注力しなければならなかったミラジーノに比べ、ラパンの方がデザインの自由度が高いせいか、目指すところが明快で、気持ちのいいデザインだと思うのです。ただ、もしどちらを買うか、ということなら単に好みの問題だと思いますが。

 ちなみに、この両車、たぶんインテリアもローバー・ミニのモチーフを使っているためか、インテリアの構成までそっくりです。シンプルでセンスがいいのはいいことですが、似すぎじゃない?と思ったり(笑)。

↓スズキ・アルトラパン インテリア (左)旧型 (右)新型
susuki_lapin_old_in.jpgsuzuki_lapin_in.jpg
↓ダイハツ・ミラジーノ インテリア
daihatsu_miragino_in.jpg


メーカー車   種独断的デザイン採点
スズキアルトラパン(2008~) 84点
ダイハツミラジーノ(2004~) 76点

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[カーデザインレビュー] シトロエン・C5、オペル・インシグニア - 2008.12.21 Sun

 シトロエンC5がCOTY輸入車部門受賞、オペル・インシグニアが欧州COTY受賞ということで、この2車のレビューをしてみたいと思います。オペルは日本では正規輸入がなくなってしまっているので、関心のある人は少ないかもしれないけれど、少なくとも欧州COTY取るだけあります。先日のアウディA4に続き、マツダ・アテンザと比較してみます。何故アテンザかというと、特にサイドビューがFFでスポーティなセダンとしてクセのないスタイリングをしているから。

↓マツダ・アテンザ 4735×1795×1440、WB:2725 (57.5%)
mazda_6.jpg
↓オペル・インシグニア 4830×1860×1498、WB:2737 (56.6%)
opel_insignia_sedan.jpg
↓シトロエン・C5 4780×1860×1470、WB:2820 (58.9%)
citroen_C5_sedan.jpg

 まず、オペル・インシグニアから。大きめのフロントグリルを正面に向けていたり、全高高め・リアオーバーハング長めで、全長4800mm超えといわゆる高級セダンらしいスタイリングを狙っているようですね。最近にしてはフロントの個性は強い方ではありませんが、まとまってはいます。

 気になるのは、前輪後ろから下がってドア下部を通過するキャラクターライン。取ってつけたようで、ちょっと安っぽく見えます。

 滑らかな屋根ラインから絞りの強いリアへと続くラインは綺麗です。絞りを強くしてリアデッキの高さを目立たないようにしているのは、アウディA4とも共通します。A4に比べるとシンプルではありませんが、この手のトランク分離型としては、BMWよりも一体感があります。サイドからの写真ではわかりにくいですが、リアビューは非常にカッコいいです。

 次にシトロエン・C5です。全長に占めるホイールベースの割合が高くアウディに迫りそうですが、こちらはFR的プロポーションというわけではありません。フロントオーバーハング長めの割りに、リアオーバーハングを削った個性的なスタイリングのためです。

 高めのボンネット、水平基調のキャラクターライン、緩やかな弧を描く屋根にフランス車らしいおおらかさを感じます。

 リアの凹面ガラスなど尖った部分もありますが、全体の中で浮くことなく調和している辺りは、「アレもコレも」という主張のカタマリだったC6よりも手馴れてきた感じですね。生粋のシトロエンファンはあっちの方が「らしい」と言うかもしれませんが。

 インテリアに関しても両車、面白いものがあります。
↓オペル・インシグニア インテリア(ベージュ+木目パネル)
opel_insignia_in.jpg
↓オペル・インシグニア インテリア(ブラック+ブラック鏡面パネル)
opel_insignia_in_2.jpg
↓シトロエン・C5 (左)インテリア(右)メーター
citroen_C5_in.jpgcitroen_C5_in2.jpg

 まず、インシグニアですが、サイドと連続した造形をかなり上手くまとめています。インパネ上下~サイドの加飾パネルの使いどころが巧く、少ない面積で効果的に全体の雰囲気を作り出しています。上は明るめの色合いでリビング的ですが、下だとSF的でスパルタンな感じにも見え、デザインとしての懐の深さがあります。

 あまり大きくないメーカーだとひとつの車種で色々な顧客層に対応しなければなりませんから、こうした点は大事ですよね。特に、上の写真のようなリビング調の色合いのインテリア(日産風?)は潜在需要は大きいと思います。

 次にシトロエン・C5ですが、インテリアデザイン自体は比較的オーソドックスですが、ツートンカラーで上下に別れるのはなかなかお洒落。何故かナビが運転席ではなく、助手席から連続したラインの中に配置されているのは何故だろうと思ったり。

 特筆すべきは運転席周り。メータが外周指針式で、最近発表されたホンダ・アコードもこの方式です。飛行機にインスパイアされたようですが、デザイナーズ・ウォッチみたいで、カッコいいです(視にくいみたいですけれど)。狙ったのかどうなのか、外周だけが回る「センターフィックスステアリング」と合わせて統一感あります。

メーカー車   種独断的デザイン採点
シトロエンC5(2008) 84点
オペルインシグニア(2008) 78点

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[カーデザインレビュー] 日産・新型キューブ - 2008.12.19 Fri

 カーデザインでは革新的だった2代目キューブに続く、3代目モデルがデビューしましたので、レビューします。まずは、旧型とのエクステリア比較から。
↓先代キューブ
nissan_cube(2002).jpg
↓新型キューブ
nissan_cube(2008).jpg

 あれ、あんまり四角くない?新型は単に角が丸められているだけではなく、いくつかの点で四角く見せる要素がなくなって、より「クルマ」っぽいデザインになっています。

①前後バンパー形状:垂直で張り出しも少なかった先代と比べ、タイヤを隅に配置しているように見せる踏ん張り感のある造形に(実際にホイールベースも伸びていますが)。

②Aピラーのブラックアウト化がなくなっている。
③ボンネット横からAピラー下を通りBピラーまで続く水平なショルダーラインの消滅。

 海外では極端な箱型は商用車っぽく見えるということで敬遠されるとか。新型は海外でも売ることを踏まえてのデザインということで、より「クルマ的」かつ「キャラクター性を強める」方向のデザインが施されています。個人的には②③を失くしてしまったため、Aピラー周りが逆に商用車的に見える気もしてしまうのですが、どうでしょうか?

 また、先代モデルのフロントの格子調グリルの裏にウィンカーが見えるデザインは和風で海外でも受けそうだと思ったのですが、なくなってしまいましたねぇ。まあ、外観の面構成も先代のパキパキッとした感じではなく、有機的な感じなので合わないですけれども。好み的には先代の方が凛としていて好きでした。

 もっとも、今回和風デザインはインテリアで大量に使用することにしたみたいです。で、インテリア画像ですが、少し前に発売されたホンダ・ライフと比較してみると面白いです。
↓ホンダ・ライフ
life_interior.jpg
↓新型キューブ
cube_interior.jpg

 実は個人的に最近のホンダの小型車インテリアの中でライフのデザインは悪くない、と思っています(エクステリアはダメだと思いますが)。同じカウンタータイプをモチーフにしていながら、去年発売のフリードよりもシンプルでセンスもいいです。で、奇しくも助手席前のカウンター・メーター・ナビ・エアコン吹出位置などの構成が今回のキューブに非常に近いんですよね。

 上に挙げたキューブの写真はメーカーオプションのラウンジブラウン色(個人的にかなりツボ)で、軽であるライフと単純に比べるにはコスト的なハンデが大きいですが、単純に造形だけ見ても、今回のキューブのインテリアは造形として抜群にいい。柔らかいラインで構成されながら、水平基調で横とうまく繋いでいるので、囲まれ感と落ち着き感がある。エアコン吹出口も統一感があるし、センターのナビの位置も見やすそう。

 相変わらず日産のインテリアデザインのセンスは国産メーカーの中ではずば抜けていると思う。和風な「波紋」デザインというモチーフも海外では結構受けそう。ちょっとあちこちに飾りすぎな感はあるけれど。というわけで、インテリアでちょっと持ち直してはいるものの、外観がちょっと「普通」になってしまったので、個人的デザイン評価78点(先代は85点くらい)。

メーカー車   種独断的デザイン採点
日産キューブ(2008) 78点

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[カーデザインレビュー] BMW・Z4 - 2008.12.18 Thu

 BMWから新型Z4が発表されましたので、デザインについて軽くレビュー。電動ハードトップということで、流行ものを取り入れてきたようです。とりあえず、現行モデルとの比較。および、似たようなサイズの同じFRオープンかつ電動ハードトップつながりでマツダ・ロードスターRHTと比較。

↓マツダ・ロードスターRHT(全長4020、ホイールベース2330)
mazda_roadsterRHT.jpg
↓現行Z4(全長4100、ホイールベース2495)
bmw_Z4(2004).jpg
↓新型Z4(全長?、ホイールベース?)
bmw_Z4(2009).jpg


 こうしてみると、ロードスターが随分華奢に見えますねえ・・・。全長がかなり近い現行モデルでもボディの厚みが違う。で、現行と新型モデルの比較ですが、サイドのキャラクターラインなど要素要素は変わらないようでいて、全体的なプロポーションはかなり変えてきましたね。

 かなり大柄に見えます。まだ未発表ですがホイールベースも伸びてそう。後ろ寄りの着座位置で長いフロントノーズというのは変わりませんが、真横から見たときのシートの肩口の見え方からしても、新型の方がショルダーラインが上がっていて、軽快感をスポイルしているのが残念(ハードトップの収納上トランク位置が高めに、という理由もあったでしょうが)。

 走行時の写真などを見ても、なんか大柄なプレミアムオープンという感じ(6シリーズ的?)で、現行とはかなりテイストが変わって見えます。その割りに、キャノピー的で小型なハードトップのデザインなどは軽快感があって、むしろ現行のイメージを重視したようにも見えるのですが・・・。どう取ったらいいものか。

 キャラクターラインによってZ4だとはわかりますが、小柄なオープンスポーツとしてプロポーションもディテールもオリジナリティが高かった現行モデルと比較すると、見劣りする感は否めない感じです。そう考えると、大柄になりつつもプロポーションでそれらしく見せているアウディTTはなかなか巧いモデルチェンジだったなあと、今更ながら思ったり。

メーカー車   種独断的デザイン採点
BMWZ4(2009)68点

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[名作アニメレビュー] N・H・Kにようこそ - 2008.12.14 Sun

 この作品を見て「バカバカしい」と笑い飛ばせる人も少しはいるかもしれない。一方で、この作品が痛々しくて見ていられない、という人もいると思う。僕はというと、部分部分で笑ったりほろりとしたりしながら、どこか複雑な心境で自分を鑑みてしまう。そんな完全に他人事にはできない空気感が漂っている作品だと思う。

 引きこもり歴4年、佐藤達弘。彼の前に現れた謎の美少女、中原岬は佐藤を自分のプロジェクトに誘う。「佐藤君を救ってあげる」という彼女の目的はよくわからない―――。

作   品   名 総合評価 テーマ
構 成
脚 本
キャラクタ
動 画
演 出
背 景
美 術
音 楽
N・H・Kにようこそ 8.4
→2006年アニメランキングはこちら

 引きこもり、ニート、オタク、薬物依存、自殺、ネットゲーム上の人間関係、マルチ商法詐欺・・・。様々な社会問題に触れているようでいて、物語の骨格は鬱屈した青春を送る(あるいは送ってきた)すべての人たちに向けた青春ドラマという色合いが強いです。

 まあ、青春なんて多かれ少なかれ鬱屈してるものだし・・・そう考えると意外と万人向けかも。岬ちゃんのカワイさも万人向けだし……。癒されます。なごみます。

 主要登場人物たちが、皆どこかしら病んでいるけれど、それらが妙にリアリティがある。というか、そういった人たちと「普通の」人たちの境界なんて曖昧なものだというのもテーマのひとつなんでしょう。

 シリーズ全体の構成もうまく、いくつかの展開が形を変えて繰り返されているのが、印象的。中盤以降、(主に山崎によって)何度か繰り返される「終わりなきありふれた日常」とどう折り合いを付けていくかという主題に安易な解決をつけなかったのも、僕にとっては説得力があるものでした。

 音楽についても触れておきます。パール兄弟が手がけた音楽は、機会があれば是非サウンドトラック(2枚)を聴いてほしいです。本編は歌がカットされたバージョンが多いけれど、気だるいロックからフュージョンっぽいポップスまで聴き応えがありました。

 最後に個人的BEST3エピソードの感想です。

[カーデザインレビュー] アウディ・A4 - 2008.12.11 Thu

 今回は、アウディA4を取り上げたいと思います。以前のエントリでも軽く取り上げましたが、僕はこのデザインを非常にいいと思っています。ポイントは大きく2つ。

①FFなのに前輪車軸を前に出したことによってFRに近いプロポーション。
②後ろ下がりのキャラクターラインとハイデッキの両立。

 まず、①ですが、同クラスのFRの代表としてBMW・3シリーズ、FFの代表としてマツダ・アテンザと比較してみるとよくわかります。前ドアと前輪の距離に注目して見てください。車名の右に全長×全幅×全高、ホイールベースを書いておきます。

↓BMW・3シリーズ(4525×1815×1425、WB:2760)
BMW_3series.jpg
↓アウディ・A4(4705×1825×1440、WB:2810)
audi_A4.jpg
↓マツダ・アテンザ(4735×1795×1440、WB:2725)
mazda_6.jpg

 こうしてみると、今回のA4はちょうど両者の中間のようなプロポーションであることがわかります。アテンザはFF車としては世界トップクラスの綺麗でスポーティなシルエットですが、プロポーションだけ見ると、A4の方が躍動感があります。ホイールベースが全長に占める割合は、3シリーズ:60.9%、A4:59.7%、アテンザ:57.5%で、これを見てもA4はむしろ3シリーズ寄りでFR的ということがわかります。

 また、②の後ろ下がりのキャラクターラインですが、このクラスのセダンはトランクデッキを高くしたデザインが一般的です。上の写真でA4はデザインの工夫もありデッキ低めに見えますがそれでも3シリーズと同程度の高さはあります。空力上有利になることと、トランク容量を稼ぐことが主な理由ではありますが、その場合どうしてもデザインはスポーティな方向性になり、フォーマルな落ち着き感は失われてしまいがちです。

 それを避けるために各メーカー色々な試みをやっています。最近の流行は現行BMW・6シリーズや初代日産ティアナなどで見られるショルダーラインとトランクデッキを分離するデザインでしょうか。あるいは現行日産スカイラインのように後ろ下がりのキャラクターラインを入れている場合もあります。ただ、スカイラインの場合はかなりうっすらと入れていてあまり効果的とは思えません。

audi_A4rear.jpg

 A4では、上の写真に見られるように、キャラクターラインをはっきり通しつつも、トランク上部に向かって緩やかに絞っていくことで、自然な面構成でそれらを両立しています。両サイド部分が低いので、トランクがあまり高く見えません。落ち着き感とともに、後輪の踏ん張りも感じるシンプルでいいデザインだと思います。

 最後にアウディ車の最近のハイライトでもあるディテールについて。ヘッドライトのLEDはシングルフレームグリルとともに、既にアウディ車のアイコンとして認知された感がありますが、アイディア賞ものだと思います。また、地味な部分ではありますが、テールライトを横長に光らせているのも評価したいところです。

 最近のこのクラスのクルマはテールライト形状自体は横長にも関わらず、(おそらくコスト上の問題で)トランクの外側だけしか光らせないクルマが多いですが、そうした車を夜間に見ると非常に地味に見えます。また単純に、こちらの方が綺麗です。是非、他メーカーでもそうした車が増えるといいなぁ、と思います。

 プロポーションもディテールも、最近のアウディの力の入れようはすごいと思います。インテリアがもう少しシンプルになると尚いいと思うのですが。次期TTクーペのデザインが楽しみです。

メーカー車   種独断的デザイン採点
アウディA4/A4アバント(2008)90点

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秋アニメ雑感(2) - 2008.12.09 Tue

11月9日のエントリに続き、秋アニメ感想の途中経過です。

■喰霊 零(~10話)

 第9話でのシチュエーションと演出の上手さが際立っていて、個人的評価が上がった。「黄泉が喋れない」という設定が非常に上手く機能して、息苦しさを感じるくらい。そして第10話でようやく第1~2話につながるのか。前回の感想でキャラクターが描けていない、と書いたけれどたぶんシチュエーションに頼りすぎている部分があるからなんだろうな。1クールでこれだけの内容を詰め込んでいるから仕方ないかもしれない。

■かんなぎ(~第9話)

 面白いのだが、やっぱり過去の倉田英之脚本作品と比べても小ネタに走りすぎていて、ちょっと素直に楽しめない。原作付きの1クールらしいけれど、アニメ版の結末はどこに落とし込むのだろう。

■黒塚(~第9話)

 前回の評価(~第4話)では一番、期待値が高かったのだが、たぶん最低レベルまで落ち込みました。
 Texhnolyzeみたいに序盤よくわからなくても、だんだんわかってくるかと思いきや中盤過ぎてもよくわからない。しかも8話・9話で妙な小ネタを入れてくれたせいで、世界観までぶち壊し(まあ、ネタとしては前代未聞で一見の価値はあるかもしれない・・・)。アクションシーンのレベルだけは高いのに、一体何がやりたいんだろう、このアニメ

■地獄少女 三鼎(~第6話)

 コンスタントに見続けるのが辛いので、後でまとめて見ようと思います。

■とらドラ!(~第10話)

 原作既読ですが、エピソードの取捨選択を丁寧によく考えてますね。原作のある意味濃い部分が端折られているものの、全体を通して描くべきところをちゃんと描いている気がします。原作があと1~2冊で終わりそうだけど、アニメはどう終わらせるんだろうか。合わせてくれると嬉しいけれど。

■天体戦士サンレッド(~第10話)

 こちらも安定して面白いです。しかし、取り立ててコメントすることがないぞ(笑)。

■のだめカンタービレ巴里編(~第9話)

 新たに見始めました。というか全11話って少なすぎ。原作既読。原作準拠で、面白いけれど、アニメ作品としての見所がちょっと弱いかな。

■ミチコとハッチン(~第7話)

 よく出来ていると思います。ようやく狙っている路線が見えてきました。爽快感のあるアクションというよりは、もっとリアルでやるせないことも描くスタンスみたいですね。まだ作品全体のテーマは見えてはきませんが。しかし、1週休みだの2話連続放送だの変則的なスケジュールは何とかしてくれ。

■魍魎の匣(~第9話)

 2話連続、京極堂の部屋だけで話が進んだりと、ある意味画期的ではあるけれど、進行の遅いこの作品。その分演出は力が入っていて、退屈させないのは流石。前回少し触れた自動車の動きのスムーズさも、ここ数回ちゃんと揺れを描いているし、力はいってます。

 何か妙に客観的で冷めたコメントが多くなってしまいました。すみません;;こう、突き抜けて面白い、次が待ちきれん、というのが今のところあまりない感じです。「とらドラ!」も「のだめ」も原作読んじゃっているしなあ。

[名作アニメレビュー] 蟲師 - 2008.12.06 Sat

 何かに苛々してるとき、嫌な気分が抜けないとき、この作品を見ると、「そういうもんだろ?別に気にすることじゃない」と言われてる気がする。物事をそのままに受け入れ、落ち着いた気分になれる気がする。優しすぎず、冷たすぎず、それでも強く美しい何かがそこには確かにある。

 目に見えない怪異を引き起こす「蟲」。人は、時に圧倒的な自然に翻弄され、時にたくましくもそれを利用し、それぞれの生活を送っている。流浪の蟲師ギンコの仕事は、人々に「蟲」とうまくやっていくための知恵を授けることだった―――。

作   品   名 総合評価 テーマ
構 成
脚 本
キャラクタ
動 画
演 出
背 景
美 術
音 楽
蟲師 8.8 10
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 怖さと凄みさえ感じさせる土井美加のナレーションに導かれ、美しい背景と鮮やかな色彩に引き込まれる。一話完結で寓話的でありながら、そこに描かれる人々の生活の手触りは非常にリアル。おそらく単なるご都合主義や説教臭さとは無縁の突き放した視点で描かれているからだろう。

 ほとんどの登場人物たちはその話限りのゲストキャラクターだが、彼らの細やかな表情や仕草が本当に魅力的。決して「美人」という描かれ方がされてなくとも、見ているうちに「可愛い」と思えたりする。「また、出てきて欲しいなぁ」と思わせる。こういう作品ってなかなかない。

 ストーリーで盛り上がる作品じゃないけれど、何となく静かに見て、静かな余韻を味わうような見方をするのが合ってると思う。一話見ると、その世界観を味わうために他の話も見たくなるけれど、何話か見たら、しばらく置いておきたくなる。見終えても、頭の中の深いところに何か残っているような、そんな感じ。

 全く関係ないが、ALLY KERRのオープング(SIMON & GERFUNKELっぽい)出だしの水に映った緑のような揺らめきの映像を見るたびに、何故か宮沢賢治の「やまなし」(クラムボンは笑ったよ、ってやつ)を思い出す。小学校の教科書以来読んでないのに。

 原作は読んでいないけれど、全10巻(全50話)で今年完結したみたい。アニメではそのうち26話しか消化していないので、話数的にも是非第2期を、と思ってしまう。監督の長濱博史氏は調べてみたら、ウテナとシムーンのコンセプトデザインをやっている人。個人的には要注目。

 あとから、BEST3エピソードの感想を追加します。



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[カーデザインレビュー]マツダ・新型アクセラ/2009MAZDA3 - 2008.12.04 Thu

 久しぶりの更新です。本当はアウディA4のレビューをしようと思っていたのですが、旬な話題のこちらを。先日のLAショーでセダンが、昨日のボローニャショーでハッチバックがそれぞれ公開されました。というわけで、現行モデルと比較しながら、変わったところを見てみたいと思います。先に販売上のメインとなるであろうハッチバックから。 

アクセラ(現行型)・5Doorハッチバック↓ 
mazda_3_hatch(2004).jpg
アクセラ(次期型)・5Doorハッチバック↓
mazda_3_hatch(2009).jpg

 全長が20mm伸びて全高が5mm高くなっているそうですが、こうしてみると、シルエット自体は大きく変化が少ないです。ただ、後ろ上がりのショルダーラインとドア下のキャラクターライン、そして、張り出した前後フェンダー周りの造形によって、より躍動感のあるプロポーションになっていることがわかります。現行モデルは意外に水平基調だったんですねぇ。

 ボンネットのスラントを強くし、Aピラーを若干前に出すことで、より流麗な印象に。また、リアハッチ部分は丸みを持たせているせいで、Dピラーの傾斜がより強まったように見え、バンパーの造形と合わせて、現行よりも勢いを感じさせます。そのリアバンパーに繋がるキャラクターラインが後述のセダンとは異なる造形をしていることにも注目です。

アクセラ(現行型)・4Doorセダン↓
mazda_3_sedan(2004).jpg
アクセラ(次期型)・4Doorセダン↓
mazda_3_sedan(2009).jpg

 こちらは、ハッチバックと比べて変化幅が大きいです。現行はCピラーの付け根部分を無理やり降ろした印象で若干寸詰まり感がありましたが、後ろ上がりのショルダーラインでトランクデッキをさらに高くすることで、屋根ラインがより伸びやかになっています。おそらく後席居住性にも貢献しているのでしょう。ただ、Cピラー付け根周りの処理は少しごちゃごちゃしています。

 現行で腰高感のある感じだったリアコンビランプの形状も、フロントからの流れを完結させる安定感のあるものになっています。ハッチバックではリアバンパーに繋がるラインはコンビランプから降りてくるかたちでしたが、セダンではドア下部のキャラクターラインがリアタイヤを横切るように連続しています。これによりハッチバックではよりリアタイヤの存在感と踏ん張り感が増しているようです。

 一番賛否両論ありそうなフロントの大グリルとフォグランプ周りですが、これはハッチバック・セダン共通ですね。特にフォグランプ周りラインははサイドのキャラクターラインとの連続ですが、リアにボリュームのあるハッチバックの方が似合っていて、セダンには少しアグレッシブすぎるようにも感じられます。

 現行モデルではハッチバックとセダンでまったく「顔」を変えていて、流石にそこまで手間をかける必要はないとは思いますが、セダンではもう少しフォーマルさも欲しいところ。ただクルマの「顔」は近年どんどん派手になっているので、数年後にはそこまで目立つ「顔」でもなくなっているかもしれませんね。ただ教習車には使いにくそうです(笑)。

 最後にインテリアです。
2010mazda3-interior.jpg

 全体的に見せ方が上手くなっているのは以前の記事でも述べたとおりなのですが、2点ほど気になるところが。

①ナビの位置
 画像ではセンターコンソールトップのインフォメーションディスプレイ部分にそれらしき映像があるのですが、非常に画面が小さい。となると、大画面の場合はオーディオ部分になるのか?せっかくのいいデザインなので、大画面ナビも上部に入ると良いのだけれど。

②ドア付け根の「ドア側樹脂部分」と「ダッシュボードのシルバー加飾パネル」の連続性
 材質が違うものを面一で連続させてしまっていることに違和感。普通、建築でもなんでもこういう場合は、敢えて段差をつけてずらすものだと思うが。とは言え、これまでのマツダにはなかった試みなので、今後に期待。

 はい、そんなわけで、次期アクセラ、全体的には結構好印象です。早く街中で見てみたいですね。

メーカー車   種独断的デザイン採点
マツダ アクセラ(2009) ハッチバック 85点
マツダ アクセラ(2009) セダン 78点

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