[Anime] 2009年秋アニメ雑感(2) - 2009.10.20 Tue
■ささめきこと
OP、EDともに清浦夏美さんということで、かなりツボ。しかもOPは窪田ミナ作曲で、なんという自分好みな組み合わせ。とまあ、それだけで見る気満々なわけですが、内容の方も最初の2話はかなり丁寧な脚本と感じました。まあ、人間関係のひどい絡まり具合は下手するとベタな昼ドラになりかねませんが、今の雰囲気を保ったまま行って欲しいと思います。
正直映像面では今期の中では少し見劣り。SD制作かな。前期の「青い花」のように映像面でも繊細さを感じさせるものだと良かったんだけれど。しかし、脚本の倉田英之氏は守備範囲が広いですねぇ。
■DARKER THAN BLACK 流星の双子
自分の中では今期一番の期待作。1期のBD-BOXも買っちゃったし。かなりいい出だしだと思いました。相変わらず、人間味のある人物たちの描き方が非常に上手く、余裕が感じられるつくり。第1期のちょっととぼけたような味わいが少し懐かしいですが、今期はこのままシリアス一本で行くのだろうか。なんにしろ銀がどうなったかが非常に気になります。
■青い文学シリーズ
非常に安定したつくりで映像美に浸れそう。暗いの得意なマッドハウス制作、割と万能なイメージの浅香守生監督ということで個人的にはかなり安心。ストーリーは名作リメイクなのでいわゆる予想の上を行く大当たりはないかもしれませんが、アニメ「魍魎の匣」に近い画面の雰囲気は非常に好みなので、雰囲気に浸るために見ます。
■空中ブランコ
これは…正直きついな。伊良部シリーズの原作は「イン・ザ・プール」だけ読んだことがあるけれど、なかなか一捻りしたユーモア感覚のある面白い作品だったと記憶している。で、その一捻りしたのを映像にしようとしたんだろうけれど、何もかも過剰。制作側の狙いはわからなくもないが、一言でいうと洗練されてない、と感じた。
実写の混ぜ方にしても、背景人物の紙芝居映像にしても、福井アナのカクカクした解説も、次から次へ演出のアイデアを見せられているようで、原作の力の抜けた感じとは裏腹に緊張感を強いる。視聴断念。
OP、EDともに清浦夏美さんということで、かなりツボ。しかもOPは窪田ミナ作曲で、なんという自分好みな組み合わせ。とまあ、それだけで見る気満々なわけですが、内容の方も最初の2話はかなり丁寧な脚本と感じました。まあ、人間関係のひどい絡まり具合は下手するとベタな昼ドラになりかねませんが、今の雰囲気を保ったまま行って欲しいと思います。
正直映像面では今期の中では少し見劣り。SD制作かな。前期の「青い花」のように映像面でも繊細さを感じさせるものだと良かったんだけれど。しかし、脚本の倉田英之氏は守備範囲が広いですねぇ。
■DARKER THAN BLACK 流星の双子
自分の中では今期一番の期待作。1期のBD-BOXも買っちゃったし。かなりいい出だしだと思いました。相変わらず、人間味のある人物たちの描き方が非常に上手く、余裕が感じられるつくり。第1期のちょっととぼけたような味わいが少し懐かしいですが、今期はこのままシリアス一本で行くのだろうか。なんにしろ銀がどうなったかが非常に気になります。
■青い文学シリーズ
非常に安定したつくりで映像美に浸れそう。暗いの得意なマッドハウス制作、割と万能なイメージの浅香守生監督ということで個人的にはかなり安心。ストーリーは名作リメイクなのでいわゆる予想の上を行く大当たりはないかもしれませんが、アニメ「魍魎の匣」に近い画面の雰囲気は非常に好みなので、雰囲気に浸るために見ます。
■空中ブランコ
これは…正直きついな。伊良部シリーズの原作は「イン・ザ・プール」だけ読んだことがあるけれど、なかなか一捻りしたユーモア感覚のある面白い作品だったと記憶している。で、その一捻りしたのを映像にしようとしたんだろうけれど、何もかも過剰。制作側の狙いはわからなくもないが、一言でいうと洗練されてない、と感じた。
実写の混ぜ方にしても、背景人物の紙芝居映像にしても、福井アナのカクカクした解説も、次から次へ演出のアイデアを見せられているようで、原作の力の抜けた感じとは裏腹に緊張感を強いる。視聴断念。
スポンサーサイト
[DIGITAL PIANO] カワイ新商品雑感 - 2009.10.20 Tue
電子ピアノの選び方の記事で「2009年版」とか書いたにもかかわらず、モデルチェンジが多くて困る。書き始めた頃はそんな情報なかったからなぁ。
ということで、カワイの新商品CA93、CA63をレビュー。
力入れてるなぁ、というのが第一印象。既存他社モデルの流行を取り入れた部分だけでなく、今後のモデルに影響を与えそうな部分もあります。
ということで、カワイの新商品CA93、CA63をレビュー。
力入れてるなぁ、というのが第一印象。既存他社モデルの流行を取り入れた部分だけでなく、今後のモデルに影響を与えそうな部分もあります。
■ CA93 ■ ①基本性能 鍵盤はレットオフフィール付RM3鍵盤。独特の柔らかい鍵盤タッチは以前のAWAグランドプロⅡ鍵盤の延長上にあるもの。レットオフフィールはローランドでいうエスケープメントに相当する機能ですが、ひっかかる位置はカワイの方が生ピアノに近い。ただし、しっかり押し込まないと音がでないという点で、生ピアノ以上に音の出る基準がシビアなのはマイナスだと思いました。今の電子ピアノの中でも最も重く感じる鍵盤。 また、最近の他社モデルもほとんどが採用している象牙調の表面仕上げです、ヤマハに近い印象。ローランドほど判りやすいざらざら感はないですが、滑りにくく指紋も付きにくい。見た目にも、以前より鍵盤間の隙間が小さくなり、高級感が増しています。 メーカー公称で連打性はあがっているということですが、CA93の鍵盤ではむしろ連打はしにくいと感じました。後述するようにCA63では連打性の良さを実感できたので、レットオフ付きのせいであるようです。 構造上、黒鍵の支点の位置を後ろにずらしたということで黒鍵が軽くなり、弾きやすくなっています。個人的には白鍵の支点ももっと後ろだとなお良かったです。以前の記事でも書きましたが、ヤマハ・ローランドと比べ白鍵奥が浅く、鍵盤奥では若干弾きにくさがあります。鍵盤モデルを実測すると、カワイの支点距離は19cm、ヤマハが20.5cm、ローランド22cm程度(多分誤差あり)。ちなみにグランドピアノの支点距離を鍵盤モデルの写真から判断すると25cm程度でした。 音については店頭試奏レベルでは以前との違いはわかりにくかったです。アンプ出力が大きいので迫力があります。CA12と同傾向の音ですが、高音がまろやかになりキンキンしないです。非常にピアノらしい音だと思います。以前の記事にも書いたけれど、ローランド・ヤマハと比べ出音が奥からに聴こえるのはスピーカー形状の違いでしょうか。 ②その他の注目ポイント 蓋を閉じたときのデザインや色など、ローランドHP207を意識したであろうことが伺えますが、注目したいのはクラスで最も小さい奥行き。電子ピアノのコンパクト化の流れを加速してくれることを期待したいですね。デザインの美しさ・一体感はクラス随一。 ただその弊害として、ペダル基部がかなり手前になってしまっています。ペダル上が垂直面であることも影響し、少し踏みにくい。鍵盤先端からペダル根元までの距離はCA93で約20.5cm、ヤマハCLPで約25.5cm、ローランドHP207で約27cm、グランドタイプのRG-3では約29cmだったので、実測でもかなり手前にあることがわかります。慣れれば大丈夫な程度だとは思いますが。 また、キャビネット型電子ピアノではヤマハCVP以外で初めて、オーディオ録音機能が搭載されたのはトピック。従来のMIDI録音では録音曲をパソコンで再生したりCDに焼くには別途インタフェースが必要だったが、これなら機械が苦手な人や音源公開目的でライン録音したい人もお手軽。他メーカーでも標準化して欲しいです。 |
■ CA63 ■ ①基本性能 これは非常に素晴らしいと思いました。上のレビューを見てもらえばわかるとおり、CA93のレットオフフィールは自分にはちょっとどうかな、という部分があったのですが、レットオフフィールなしのこのモデルを弾いてみてRM3鍵盤の完成度の高さに驚きました。 何よりも、鍵盤の戻りが非常に早い点。電子ピアノは基本的に生ピアノより鍵盤の戻りが遅いので、連打性を上げるにはヤマハのようにセンサー感度を上げて、鍵盤が戻りきらずに弾いても音が鳴るようにするのが主流でした。今回のカワイの鍵盤は純粋に戻りの早さによってヤマハとほぼ同等の連打性を実現していると感じました。もちろん、戻りが早いということは、連打でなく通常弾く際においても、指についてくる感覚がUPしているわけで。 黒鍵の弾きやすさもCA93に比べてわかりやすく、正直、私にとってはCA93よりこちらの方がバランスが良く感じました。もちろん、タッチ感は好みもありますし白鍵奥が浅い欠点はありますが、タッチ重視で電子ピアノの購入を検討されている方は一度試してみてはいかがでしょうか。 ②その他の注目ポイント CA93にも搭載されている機能ではありますが、リズム機能を搭載している点は前機種から継承している美点です。特にこの価格帯では貴重かも。8ビートやシャッフル、スイングなど一通り入っているので、ジャズの練習をしたい方にとっては、ありがたい機能だと思います。 |
[Illustration] 落書き - 2009.10.14 Wed
ただの落書き。目もとの描き方を特に重視。キャラの元ネタなし。
前のイラストでも思ったんだが、縮小するとイメージちょい変わるよなぁ(いちおー、クリックで拡大)。小さい絵でもニュアンスが伝わる描き方って難しい…。
前のイラストでも思ったんだが、縮小するとイメージちょい変わるよなぁ(いちおー、クリックで拡大)。小さい絵でもニュアンスが伝わる描き方って難しい…。
[Anime] 2009年秋アニメ雑感(1) - 2009.10.09 Fri
まだ出揃ってないけれど、見たものだけでも書いとくか…ということで。第1話の感想など。
■聖剣の刀鍛冶
「サムライチャンプルー」「Ergo Proxy」のmanglobe制作ということで視聴。初の原作付ものだそうです。絵は安定して動きもいいし、背景も綺麗なのだけれど、原作であるところの「剣と魔法の異世界ファンタジー」の世界観はありがちで、正直好みから外れるのでパス。
■こばと。
OP坂本真綾、ED中島愛、ってどこの菅野グループ組み合わせですか(菅野さん関わってないけど)。改めて中島愛と坂本真綾の声質似てるなぁと思った。ってOPの作曲、ARIAのED、Roundtableの人ですか!?
CLAMP+NHKという組み合わせは安定してる気がする。CCさくらを彷彿とさせるかも。さくらでケロちゃんの立ち居地に稲田徹さん声の変なキャラが(笑)。バンブーラジオ以来あの声は結構ツボです。ストーリーにはそこまで期待してないのだけど、背景絵が非常に綺麗だったのと、挿入歌が好みな感じだったので視聴継続。何かARIA的な心地よさを期待。
■テガミバチ
絵柄から何となく雰囲気良さ気アニメを期待していたんだけれど…。ちょっと脚本が微妙か?何も第1話からキャラクターに設定を全部喋らせなくても…。それと、福山潤の声って華やかなイメージで、この役はもっとぼそぼそと地味な声の方がいいんじゃないか?キャストが有名どころばっかりだし、わっちとか聞き覚えのある組み合わせが…お金かかってるのかな。青の背景は綺麗だけど、そんなに緻密というわけではなく。視聴どうしよう…。
■にゃんこい!
ひらがな4文字○○○○!系なラブコメ作品は露骨な萌え路線が多くてちょっと敬遠気味なのだけど。少なくとも第1話はなかなかいい感じに猫コメディをやってた。主人公の髪型が某インデックスの主人公みたいだけど。背景も結構綺麗、というか特に主張しているわけではないけれど、地味に質感が良い。HD制作が増えて明らかに背景のレベルが最近上がってる気がするよ。
ニャムサスさんに持ってかれた。少佐なにやってんですか。あ、リモート義体ですか。何もそんな不細・・・いやなんでもないです。猫好きなんで、もうちょっと見てみるかな。
■君に届け
少女マンガの有名作らしいし、少女マンガテイストは嫌いじゃない(好き)なんで見てみた。原作の評判がいいのが良くわかる。もう見ていて恥ずかしいやら微笑ましいやらで、顔がにやける。…絶対人がいるところでは見らんないな、これ。
人物絵はProductionIGだけあって、相当原作に忠実っぽい、いわゆる少女マンガ絵。それは置いといて、背景のちょっともやがかかったような効果はtrue tearsを連想した。爽やかな空気感がよく出てる。能登さんのヒロイン役は怖い童謡的に爽子というキャラにあってますね。1話だけでも短編として完結できそうなエピソードでしたが、この先どう展開するか期待。
■戦う司書
原作はライトノベルで評価高くちょっと気になっていたし、いい機会なので視聴。設定とか良くわからんけど力入ってますね。先に期待が持てそうな独特世界観のファンタジー。一部で船のCGにダメ出し感想をみかけたけど、あれくらいはいいんじゃないか?少なくとも映像的に面白いものにしようという意図が感じられるし。アクションもかなり期待できそう。カッコイイ大人な女性の主人公というのは割と好きなので視聴継続。
■聖剣の刀鍛冶
「サムライチャンプルー」「Ergo Proxy」のmanglobe制作ということで視聴。初の原作付ものだそうです。絵は安定して動きもいいし、背景も綺麗なのだけれど、原作であるところの「剣と魔法の異世界ファンタジー」の世界観はありがちで、正直好みから外れるのでパス。
■こばと。
OP坂本真綾、ED中島愛、ってどこの菅野グループ組み合わせですか(菅野さん関わってないけど)。改めて中島愛と坂本真綾の声質似てるなぁと思った。ってOPの作曲、ARIAのED、Roundtableの人ですか!?
CLAMP+NHKという組み合わせは安定してる気がする。CCさくらを彷彿とさせるかも。さくらでケロちゃんの立ち居地に稲田徹さん声の変なキャラが(笑)。バンブーラジオ以来あの声は結構ツボです。ストーリーにはそこまで期待してないのだけど、背景絵が非常に綺麗だったのと、挿入歌が好みな感じだったので視聴継続。何かARIA的な心地よさを期待。
■テガミバチ
絵柄から何となく雰囲気良さ気アニメを期待していたんだけれど…。ちょっと脚本が微妙か?何も第1話からキャラクターに設定を全部喋らせなくても…。それと、福山潤の声って華やかなイメージで、この役はもっとぼそぼそと地味な声の方がいいんじゃないか?キャストが有名どころばっかりだし、
■にゃんこい!
ひらがな4文字○○○○!系なラブコメ作品は露骨な萌え路線が多くてちょっと敬遠気味なのだけど。少なくとも第1話はなかなかいい感じに猫コメディをやってた。
ニャムサスさんに持ってかれた。少佐なにやってんですか。あ、リモート義体ですか。
■君に届け
少女マンガの有名作らしいし、少女マンガテイストは嫌いじゃない(好き)なんで見てみた。原作の評判がいいのが良くわかる。もう見ていて恥ずかしいやら微笑ましいやらで、顔がにやける。…絶対人がいるところでは見らんないな、これ。
人物絵はProductionIGだけあって、相当原作に忠実っぽい、いわゆる少女マンガ絵。それは置いといて、背景のちょっともやがかかったような効果はtrue tearsを連想した。爽やかな空気感がよく出てる。能登さんのヒロイン役は
■戦う司書
原作はライトノベルで評価高くちょっと気になっていたし、いい機会なので視聴。設定とか良くわからんけど力入ってますね。先に期待が持てそうな独特世界観のファンタジー。一部で船のCGにダメ出し感想をみかけたけど、あれくらいはいいんじゃないか?少なくとも映像的に面白いものにしようという意図が感じられるし。アクションもかなり期待できそう。カッコイイ大人な女性の主人公というのは割と好きなので視聴継続。
[DIGITAL PIANO] 電子ピアノ カシオ新商品雑感 (10/6追記) - 2009.10.06 Tue
電子ピアノ特集を連載してる間に、カシオの商品が一部入れ替わってしまいまして……orz
ほぼ全ラインナップが切り替わったようなので、印象を書いておきます。特集内の記事についても、変更するかも。 まずPX系から。
次に AP系。こちらは特集ページでは取り上げていませんでしたが、一応見ておきます。
最後に、ここに書いたのはあくまで管理人個人の印象です。電子ピアノを選ぶ際は必ず店頭で実際に触って音を確かめてから決めてくださいね(^_^)。
(追記)
上に強弱が過敏と書きましたが、原因が何となくわかりました。ペダルを踏みながら弾いた際、指を鍵盤から離すと音が一気に小さくなるようです(感覚的には2声が1声になるような)。ペダル踏みで和音を弾いて一音だけ離すと、その音の響きが残らないと感じました。アンプ出力の小さな機種でもやはり同じ傾向があるようです。
(さらに追記)
ペダルなしの場合も音の減衰が早いため、和音や長音の多い曲などを弾く際に若干不自然さを感じるか。
ほぼ全ラインナップが切り替わったようなので、印象を書いておきます。特集内の記事についても、変更するかも。 まずPX系から。
■PX-730 PX-720の後継機種。質感が向上。鍵盤蓋を開けたときに鍵盤奥のパネルと面一であわせたヘアライン加工部分は良いと思った。肝心の鍵盤と音ですが、タッチ感自体は大きく変わらず。カワイを意識したのか、若干軽く柔らかくなったか。連打性に向上は見られるものの、奥の浅い鍵盤構造は変わらず。実のところ、管理人的には以前のかっちりしたタッチ感の方が好みだったりする。 音は相当良くなりました。音質のクリアさとダイナミックレンジの広さは、価格帯ではトップ。音がクリアなせいもあり、強い音で少しキンキンする。いずれにしろ、新モデルも安さとコンパクトさを求める人が割り切って買うには良いと思います。 |
■PX-130 PX-120後継。デザインはかなり良くなった。ホワイト色は人気がでそう。中身は基本的にPX-730と変わらないので取り立てて書くことはないのだが、スピーカーが上面についているせいか、音はこちらの方がクリアに聞こえるかもしれない。 |
■PX-330 ピッチベンドが付いたので、安価なピアノタッチMIDI鍵盤として、より立ち位置が明確になったのは好印象。DTMをやる人でピアノにも興味がある人にはオススメできる。 |
■PX-830 ローランドDP-990やコルグLP-350を意識したと思われるフラットデザインの上位機種。質感には拘っていることが感じ取れるのだが、蓋を閉めたときに前面が空くのは機能的に疑問が残る。やっぱりデザインというのは、機能の上に成立するものだと思うので。細かいことですが、鍵盤両端のパーツと鍵盤面の角度が微妙に違う点が妙に気になった。 艶消しの鍵盤ですが、滑りやすさは艶有りタイプと変わらない印象。見た目の高級感重視ですね。出力の小さいPX-730に比べ高音のキンキン感は緩和され、スピーカー形状の違いから同出力のAP-420より音はクリア。逆に、若干後述(AP-630参照)の欠点が感じられました。 |
次に AP系。こちらは特集ページでは取り上げていませんでしたが、一応見ておきます。
■AP-220 スピーカー形状で音が篭っているせいで、音質向上の恩恵が少ないかも。前機種よりは確実に良くなってますが。他はPX-730と同じ。 |
■AP-420 出力が上がった分、PX-730・AP-220より音質は良い。ただ、10万円クラスの他機種RP-101、CN-22、YDP-160と比べた場合、音を伸ばしたときの余韻などで劣るか。それら同スペックの他機種より安い点や外装色で黒を選べるという点はメリット。あと付属の高低自在椅子はクッションが厚めで、非常にいい出来。 |
■AP-630 ついに15万円クラスに進出してしまったモデル。キャビネット型でリズムパターン内蔵、大型液晶表示は、この価格帯では唯一。ただ、力を入れていると思われるデザイン面では、楽譜立てがプラスチックだったり少し中途半端。 気になったのが、音質。確かに出力が上がった分いい音がするのだけれど、鍵盤からの入力に対し、強弱変化が過敏でコントロールが非常にしにくいと感じました。出力の小さいモデルでは、そこまで気にならなかったのだけれど。 |
最後に、ここに書いたのはあくまで管理人個人の印象です。電子ピアノを選ぶ際は必ず店頭で実際に触って音を確かめてから決めてくださいね(^_^)。
(追記)
上に強弱が過敏と書きましたが、原因が何となくわかりました。ペダルを踏みながら弾いた際、指を鍵盤から離すと音が一気に小さくなるようです(感覚的には2声が1声になるような)。ペダル踏みで和音を弾いて一音だけ離すと、その音の響きが残らないと感じました。アンプ出力の小さな機種でもやはり同じ傾向があるようです。
(さらに追記)
ペダルなしの場合も音の減衰が早いため、和音や長音の多い曲などを弾く際に若干不自然さを感じるか。