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[Anime] ストロベリー・パニック感想~「マリみて」と比べてみた~ - 2009.07.24 Fri

 このブログには名作アニメレビューというコーナーを設けているのだけど、堅苦しくレビューしようとすると、時間的に結構しんどい。というわけで、今後は簡易的な感想や批評も少しずつ書いていくことにしたいと思います。

 で、第一弾がコレというのもどうかという気はしますが。見終わったばかりの新鮮なうちに、ストロベリー・パニックの感想いってみますか。若干のネタバレあります。

 ええと、まずこの作品はいわゆる「百合モノ」に属するわけで、「マリア様がみてる」よりも関係性はディープ、ただし、コメディタッチでライトな部分もあるので、その辺は(キャラ萌えメインの人にも)見やすいように配慮されているんでしょう。で、「マリみて」と比べてみるとわかりやすいかなと思ったんで、比べてみた。


まず、共通点。

①メインのシナリオ

 「いばらの森」「片手だけつないで」と被ってます。すなわち「佐藤聖→花園静馬、久保栞→桜木花織、藤堂志摩子→蒼井渚、水野蓉子→六条深雪」という立ち位置はそっくり。というか渚・志摩子以外は外見も似てるよね。何となく。

②温室、ピアノの連弾、歌といった小道具

 まあ様式美の範疇とも言えます。背景はストパニの方が全般に美しく雰囲気があったと思います。ただ、音楽関係…ピアノや歌の扱いはマリみての方が丁寧でした。正直、ピアノ弾く際の変な腕の動きと鳴っている音のちぐはぐさはキツかった。せめて連弾の音を鳴らして欲しい…。あと、合唱部なのに変な場所でブレスいれないでくれ…。実に気になる。

 といったところ。


逆に違うのが、

①百合に関する扱い

 マリみては、あくまで恋愛は男女の恋愛が基本だし、恋愛と呼べるかどうか微妙なプラトニックな関係しか描かれない。それが魅力でもありました。アニメ版はキャラクターデザインからして色気皆無だし(笑)。

 ストパニでは、女性同士は始めから恋愛対象。しかもその先にキスや肉体関係があるという価値観が、作中登場人物にとって結構普通に受け入れられてます。文学的にいうと耽美的、端的にいうとエロい描写が存在する。普通にキスで終わりかと思いきや、場面が変わったらコトが終わった後という描写はびびりました。え…マジっすか、置いてけぼりー?みたいな(笑)。

②ネタっぽいキャラの存在

 まずはこれを引用せざるをえない。以下、作中、剣城要のシリアスな口説き文句

 「たとえば「地球温暖化」だ。 CO2排出量増加による地球温暖化は常識だね? (中略) だが、実はCO2が地球温暖化の原因だという証拠は無いんだよ。 (中略) つまり常識を疑えということだ。」

 自称口下手とは言え、もうちょい文脈読もうよ(笑)。序盤の彼女は只の馬鹿っぽい悪役かと思ってまして微妙さを感じていたんですが、ここは爆笑でした。まさかここまで面白い人だとは。他にもデコばっかり印象に残ってる冬森会長とか、回によってはギャグ担当としか思えない(笑)。

 ただ、これだけは書いておきたいのですが、彼らがただのネタキャラで終わらず、最終的に物語中でちゃんと役割を与えられているところは、この作品の丁寧なつくりを表している点でもあるかと。

③作中、学園外の描写がほとんど存在しない。

 これは見終わってから気づきました。家族は登場せず、ずっと寮生活。夏休みも主人公と主要登場人物は家に帰らず。学園外に出たのは、サマースクールのバスの中と静馬の別荘に向かう二人きりの車の中だけ。しかも両方とも主人公は沈んでいて心理的に閉じた状態。徹底的にどこか閉鎖された場所で、すべてのストーリーが進行します。

 これはマリみてとの相違というより、全てのアニメ作品の中でも珍しい部類。思いつくのはウテナくらいしかないです。ウテナでは最終回、アンシーが解放され外の世界に出るシーンのカタルシスを強調することが目的だったでしょう。ところが、ストパニでは、最終回、静馬に連れ出され逃亡した渚が、その夜に寮の部屋へ帰ってくるところで幕を閉じます。

 初見時には、「非常にファンタジー度の強い作風なのに、最後に日常回帰とはこれいかに?」と思ったんですが、おそらく逆でしょうね。

 この作品はあくまで学園という「箱庭」の中にしか存在しない物語でした。渚が静馬とともに外の世界に逃亡してしまったら、そこでは彼らの関係性もまた存在し得ないということでしょう。だからエピローグでも日常回帰ではなく、たぶんファンタジーの箱庭への回帰なのだと思います。

 その意味では視聴者に対し、「これはあくまでファンタジーだから」と線引きしているようで、シュールかも。深読みしすぎか?



 あれ、簡易感想のはずだったのに、いつのまにかマジメな批評に・・・。時間掛けすぎてるし。

 あ、個人的なお気に入りキャラは、涼宮ハルヒを少し大人にしたような千華留さんとか、true tearsの愛ちゃんにしか見えない夜々さん。千華留さんなどは、もう少し掘り下げて欲しかったかな。

 まあ、そんなわけで、序盤は相当地味でパンチが少ない印象だったんですが、終わってみるとなかなか面白い作品ではありました。無理やりまとめ。

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