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[Movie] 映画『マイ・サマー・オブ・ラブ』 感想 - 2010.12.11 Sat

 真冬に見るには季節感の真逆な映画だ。ほんとは今年の夏に何かみようと思って見つけていた一本だったんだけど、結局見たのは冬になってしまった。

 大雑把にいうと百合要素のある青春もの。大雑把なところしか知らないまま、センチメンタルな作品かと思ってみたらラストに裏切られた。まぁなんと見事なまでに、男が抱く女性の幻想を壊してくれるものだ。それはそれで後くされなく、ある種の爽快感はあった。

 好みの話でいうと、嫌いじゃないけど、とりわけ好きなタイプの作品でもないといったところ。以下もうちょっと詳しい感想を↓  とある田舎。そばかすだらけのさえない、ちょっと悪ぶったモナが、都会から避暑に来ているお金持ちでエキセントリックなタムジンに会い惹かれあう。エスカレートしていく二人の関係は、繊細さより刺激的な感覚が勝っている。作中何度も使われるエディット・ピアフの曲(あまり詳しくない)もどちらかというとホーンの入った激しい曲だしね。トリップ感や危うい感じはひとつの魅力ではある。

 後から思うと、モナをテニスコートに放置して部屋に戻ってしまうタムジン、ホラーじみた話をして姉の部屋を見せない、寝ている間の物音を誤魔化そうとするなど、シーンの流れから微妙にずれている演出がラストの伏線だったりしたわけだ。 

 ふたりの関係と同時進行でモナの兄が宗教に傾倒していく様子が描かれる。かつてワルだったらしいが、その面影はあまり感じられない。傍から見ていると胡散臭すぎるのだけれど、案の定最後に破綻する。破綻して地のワルな性格が出ているほうが遥かにまともな奴に見えるのが面白い。なんだかんだで、この兄が作中一番好きなキャラクタだった。

 この映画に描かれたことはひと夏の非日常ではあったけれど、最後にはモナも兄も映画が始まる前の状態と変わらない。映画の中で作り上げていったものが一気に崩れるラストにカタルシスはあるけれど、最後に残ったものを考えたとき、田舎特有のどうしようもない閉塞感みたいなものを僕は感じたりもする。つまり、モナもあの兄も決定的な変化はないまま、この後の日常を過ごしていくのだろうと思える。

 それよりもタムジンにとって、この夏の出来事がどういった位置づけになるのか、そっちの方が興味深い。単なる遊びのひとつとして記憶から薄れてしまうことなのか、それよりも深いところで強い印象を残して、この先の彼女に影響を与えるのか。あの冷めっぷりを見ていると前者である可能性も否めないのだけれど、後者だったら面白いなぁと思ったりする。

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