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[日々雑記] 萩尾望都 『スター・レッド』 - 2011.06.20 Mon

 読み終わったときのこの感覚は久しく感じていなかったもののような……。

 作中、どんどん広がっていく世界観に飲まれてしまい、唐突に、しかし確かに物語が終わって、ちょっと呆気にとられたというか、ぼーっとしてしまったというか。

 最近は割と身近な感情の動きを題材にした物語が好きでいたけれど、そういえば、こういう世界を追体験していくような楽しみ方もあったなぁ、と思い出してきて、なんだか懐かしい気がしてしまった。

 劇中の「調整者」という設定に、かつて『グイン・サーガ』などを読んでいた高校生くらいの頃を思い出したり。あっちはもう永遠に完結することはなくなってしまったけれど。

 もっとも、キャラクタより世界観が勝っている、こうしたSFは当時だったら苦手だったと思う。今は雰囲気や場面場面を見ているだけで「あぁ、このシーンはいいなぁ」と思えたりするから、僕自身の読み方も変わってきているのだろう。アニメや映画などの映像作品にそれなりに触れてきたってのもあるんだろうな。



■今日の1曲 ―― 伊藤真澄 『少年ハミング』
           (from 『絶対少年』Original Sound Track)




 ほんとは『絶対少年』サウンドトラック中のインスト曲にしたかったけれど、リンクがまったく見つからなかったので同作品のエンディング曲で(フルバージョンはサントラ未収録ですが)。

 伊藤真澄さんが七瀬光名義で担当していたこのサウンドトラックCDは手持ちのCDの中でも一番「優しげ」なCDかもしれない。ときどき何か優しいものを聴きたくなったときにひっぱりだす一枚。

● COMMENT ●

CroaKさん、お久しぶりです。
『スター・レッド』も『ポーの一族』も、物語を終結させない形で完結した作品ですので、続編希望の声も多かったようですが、表現すべきものは全て描ききられたのだと感じます。
作中、無駄な遊びや冗長さは一切感じられないせいか、長編でありながら話数が少ないのは、それだけ内容が濃密だからでしょうね。
星とエルグのその後は想像するしかありませんが、もしかしたら時間を置いて、『A-A'』のアディとレグ・ボーンに姿を変えて描かれたのかもしれません。

『グイン・サーガ』は中途で投げ出してしまった作品ですが、そういえば、栗本薫氏も萩尾望都氏と交流があった方でした。
亡くなられたのは残念なことです。

Re:

 お久しぶりです。

 『スター・レッド』の終わり方、てっきり「セイの記憶が残っていてエルグに会いに行くエンド」というのを直前まで想像していて、それももちろん考えられたんでしょうけれど、敢えて都合のいいハッピーエンドを回避したようにも思えます。

 それによって、人の意思ではどうにもならない部分と、それでも人の意思が残る部分(ネクラ・パスタの変化など)が両方描写され、より作品世界が広く深くなったように感じました。感嘆するほかないです。

 萩尾望都さんのPerfectSelectionは他の巻も積んであったりするので、気長に読んでいきたいと思ってます。


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