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[Movie] 映画『アナとオットー』感想 - 2012.01.22 Sun

 原題"北極圏の恋人達"ということで、幻想的な映像が魅力的なラブストーリー。ただ、見終えたとき、ラブストーリーとしての側面より寓話的な側面が印象に残った。

 印象として強いのはもちろん主人公視点のラストシーンのためだ。この映画は主人公とヒロインの視点で同じシーンをそれぞれ描いてきたが、特にラストシーンでは、主人公視点を後に持ってきていることにより、そちらがより真実めいて印象づけられる。

 以下ネタバレあり。  それでは何故ヒロインはラスト死ぬ必要があったのか。

 それまでのシーンを振り返るに、ヒロイン視点の独白は、より運命論者風であり"偶然に身を任せる"ことを意識的に行っている。主人公と親しくなるにあたって偶然が大きな役割を果たしたことによる刷り込みもあるだろうが、それは極端とも言えるほどだ。本人の言う"良くない偶然"で出会った、かつての教師と同棲してしまうあたりとか特に。ヒロインは自分から相手を追わないことを選び続けてきた。誘いはするが、相手が来なければそれまで、というか。しかし、ラストシーンに至るにあたり、ヒロインは主人公を追う側になる。

 その変化はラブストーリー的側面で見れば望ましいもののはずだが、ひょっとすると、それは運命に逆らうということだったのではないだろうか。待ち続けていれば少なくとも視聴者が望むハッピーエンドになった可能性が高いことを思うと、この映画の中では確かに運命が存在していたとと言えるのかもしれない。

 ただ、それは物語構造の話であり、視聴者視点の話である。あの結末がヒロインにとってバッドエンドだったかというと、そうではなかった。主人公視点でも最後にヒロインは主人公を認識するし、直前に描かれたヒロイン視点は完全なハッピーエンドだ。だから、やはりヒロインにとっては運命との闘いに勝ったということになるのだろうし、それは彼女にとってこれまでにない素晴らしいものではあっただろう。

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